サラシア茶、どうして人気?
サラシア茶に含まれる成分
ハーブの一種に「サラシア」と呼ばれるものがあります。サラシアのお茶としての成分は世界保健機構(WHO)に効能を認定されています。お茶としてだけではなく、古来から民間療法としても使用されています。サラシア茶の成分は「サラシノール」「コタラノール」「エピカテキンガレート」の3つの成分が特に注目されています。これら3つの成分は、飲むだけで血糖値を下げてくれる働きなどに期待されています。
サラシア茶のダイエット効果
サラシア茶に含まれる成分はダイエット効果に期待されています。しかも、単に体重を減らすだけではないところが注目されています。ある大手メーカーの研究では、肥満気味の男女にサラシア入りのサプリメントを摂取してもらった結果、体重・腹囲・BMIの数値に減少に効果がみられました。これは血液中の中性脂肪の量が減少し、体内に蓄積された脂肪が減ったためです。つまり、サラシアは生活習慣病の原因である脂質異常症や内臓脂肪の解消にも効果があると考えられています。
サラシア茶で腸内環境を整える効果
サラシア茶には、腸内の環境を整える働きがあると考えられています。ある研究では、サラシアエキスをラットに与えたところ、腸内の健康を維持する働きが現れました。
また、人に対する実験としては、サラシア茶にカテキンなどの複数成分を追加したものを食事前に摂取してもらうことを大手メーカーが検証。その結果、サラシア茶を摂取した人は、便のアンモニア量が低下する結果が得られました。それだけでなく便のpHが低下する現象も同時に見られました。このように、サラシア茶にはお腹の健康維持にも役立つといえるでしょう。
サラシア茶で貧血予防効果
サラシア茶に関する調査の一環として、ある大手メーカーでサラシア茶にカテキン、赤ワインポリフェノールといった脂肪燃焼促進効果や脂肪吸収抑制効果をもつ成分を複数組み合わせて摂取する実験が行われました。特に女性に関して、ヘモグロビン値が増加するという結果が得られました。
これは、サラシア茶の成分によって腸内のpHが下がり、ミネラル成分が吸収されやすくなったことが要因と推測されています。血液中のヘモグロビン値は貧血の指標になることから、サラシア茶は貧血予防に効果があると考えられます。
また、貧血の食事療法の一部に以前からほうじ茶が活用されていました。緑茶、コーヒー、紅茶などにはタンニンが含まれるため、鉄分の吸収を阻害します。そのためこれらの飲料は貧血の原因となります。その点、ほうじ茶はタンニンを含まないため、貧血を引き起こしません。貧血予防対策にはサラシア茶とほうじ茶が効果的と言われるのも納得です。